カビの生えたパンを食べてしまった!
子供が食べてしまった場合ならなおさら、どんな症状がでるのか、食中毒にならないだろうかと心配で落ち着かないですよね。
こんな時の対処法はどうしたらよいのでしょうか。
この記事では
についてお伝えしていきます!
Contents
カビたパンを食べてしまった時の対処法
パンを食べてしまってからカビが生えていたことに気づいた。
まずは落ち着いてください。
カビによる食中毒は、細菌やウイルスと違って急性のものは少ないです。
今できる対処法を、順番に確認していきましょう。
①経過観察
繰り返しになりますが、カビによる食中毒は急性の症状が出ることは少ないです。
毒性の弱い少量のカビであれば胃酸で溶かされて自然に排泄されていきます。
もしパンの青カビを食べて食中毒になったら、症状として下痢や嘔吐、腹痛などが出る可能性があります。
症状は早くて食後3~4時間、翌日に出ることもあります。
病院の受診は症状が出てからでも遅くないので、下痢や吐き気などの症状が出ないかしばらく様子を見てみましょう。
②殺菌効果のある食べ物、飲み物
そうは言っても、これから何か症状が出るのではないかと不安な気持ちで過ごすのも落ち着かないと思います。
そこで、次のような対策を取って少しでも影響を和らげましょう。
・殺菌効果のある食べ物や飲み物を摂取する
・水分を取って毒素を薄める
何か行動を起こすことで安心することができ、プラシーボ効果も期待できます。
・お酢・しょうが湯・緑茶・紅茶・ミントティー
中でもお酢は調味料の中でも最も強い殺菌効果があり、かつ水分摂取にもなるため、積極的に摂ってみましょう。
お酢の殺菌効果はpHが低い(酸性である)ことで効果を発揮します。
しょうゆなど他の調味料と混ぜて料理で使ったものより「飲むお酢」として摂取する方が効果的です。
私はジュース感覚で飲めるフルーツ酢を愛飲しています♪
ミツカンのフルーティスはスーパーでも売っていますよ^^
このピンクグレープフルーツ味がおすすめです↓
・ニンニク・しょうが・はちみつ・梅干し・しそ・ミント
食べ物の中では特に、ニンニクに含まれるアリシンが強力な殺菌効果があります。
今日の晩(昼)ご飯に、豚のにんにくしょうが焼きはどうでしょう?
豚肉の疲労回復効果で免疫力を高めることも期待できますね。
③症状が酷い/続くようなら病院を受診
とはいえ、食品に医学的効果がある訳ではありません。
身体がカビや毒を有害なものと認識すると、体外に排出しようと下痢や吐き気などの症状が表れる可能性があります。
下痢や吐き気・腹痛が酷かったり、1~2時間しても症状が治まらない場合は病院を受診しましょう。
下痢が続いたときに気を付けるべきことは脱水です。
スポーツドリンクなど電解質を補給できるものを飲みましょう。
経口補水液OS-1(オーエスワン)はコロナや風邪で発熱したときにも活躍するので、家に常備しておくと安心ですね。
パンにカビが生えていたら、同じ袋の残ったパンは処分しましょう
パンのカビが生えている部分だけちぎったら残りは食べられるとよく言いませんか?
カビは空気中のカビ胞子がパンなどの表面に付着し、パンの水分や栄養分を使って繁殖していきます。
目に見えない根っこの菌糸体はひげ根のように広がっていくため、カビの見える部分をちぎっても根っこの部分は残っている可能性が高いです。
パンを焼いても、加熱によりカビは死滅しますが、カビ毒が発生していた場合、毒素は残ります。
カビの食べすぎによる影響や、抵抗力が弱まっている場合や子供やお年寄りなど抵抗力の低い方は、体に異変を感じる場合もあるため、残ったパンは処分するのが安全です。
同じ袋に入っていた他のパンにも確実に胞子は付着しているため、カビが目に見えていなくても袋ごと処分するのが無難でしょう。
それが分かっていてもなお、もったいなくて食べてしまうこともあると思います(私です・・)。
実際、パンによく生えるカビの代表であるクロコウジカビやアオカビの多くは毒性が少ないため急性の症状は出ないことも多いです。
ですが、カビの中には発がん性のあるカビ毒を産生する種もあり、すぐに症状が出ないだけにやっかいです。
食べ続けることによりどのような悪影響があるかは証明することも難しいので、カビが生えたパンと同じ袋に保管していたパンを食べるのはできる限り控えましょう。
パンにカビを生えにくくするための予防法
梅雨の時期や、気温の高い夏はカビが生えやすい季節です。
パンをおいしいまま保ち、カビの発生を防止するためには冷凍保存がおすすめです。
パンは焼きたてから時間が経つごとに乾燥が進み、香りも落ちてきます。
私の場合、パンを購入して2日目以降に食べる予定の食事パンは買ってすぐに冷凍してしまいます。
パンをひとつずつラップに包み、密閉できる袋に入れて冷凍庫で保管しましょう。
カビが生えにくく、冷凍庫でのニオイ移りもしにくいパン専用の保存袋というのもあります。
常温でのカビ発生も抑えられるし、霜が付きにくい袋なので冷凍にもおすすめです。
洗って使いまわすこともできるので一つあると便利ですよ。
クロワッサンの保存方法についての記事でも、パンの冷凍方法と解凍方法について解説していますので参考にしてみてください。
まとめ
パンのカビを食べてしまった時にできる対処法と残ったパンの取り扱いについてご紹介しました。
ここまで読んでくださったということは酷い症状は出ていないことと思いますので、問題ない可能性が高いです。
もし下痢や吐き気などの症状が長く続くようなら病院を受診してくださいね。
安全のため同じ袋に残ったパンはできるだけ処分するようにしましょう。
カビが生えてしまうのを防ぐために、パンの冷凍保存をおすすめします。
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