パンスイスというパンが流行っていますね。
トレンドのパンスイスとは、クロワッサン生地でチョコとカスタードを挟んだきれいなしま模様のパンのこと。
表面が普通のクロワッサンよりもさらにサックサクで大変おいしいです。
ところが詳しく調べてみると、ブリオッシュスイスというパンが別名パンスイスと呼ばれることもあり、昔から「パンスイス」と呼ばれるパンはありました。
トレンドのパンスイスと昔ながらのパンスイス(ブリオッシュスイス)の違いは何でしょうか?
そこで
をまとめました!
新しい進化系パンスイスの由来と魅力を解説していきます!
Contents
トレンドのパンスイスとは?
今流行っているトレンドのパンスイスはどんなものでしょうか?
(以下、進化系パンスイスと呼ぶことにします。)
進化系パンスイスの特徴
トレンドの進化系パンスイスとは、クロワッサン生地でチョコとカスタードを挟み、きれいなしま模様をしているものです。
一番特徴的なのは、クロワッサンの生地を重ねた層が表面に出るように成形され、きれいなしま模様を作っていることです。
これにより、見た目の華やかさと、今までにないサクサクパリパリの食感が実現されています。
昔ながらのパンスイスとの大きな違いは、パンがブリオッシュ生地ではなくクロワッサン生地であること。
バターを挟みこんだ、よりリッチな生地なのでカロリーはトレンドのパンスイスの方が高くなりますね。
昔ながらのブリオッシュ・スイスとクロワッサン生地のハイブリッド、さらに見た目を華やかにするしましまの表面を作ることで進化したのが、流行りのパンスイスなのですね。
同じ「パンスイス」でも流行のものと昔ながらのもので定義が違うのでややこしいのは確かです。
進化系パンスイスの作り方
同じクロワッサン生地でも、生地を普通にたたむだけだと、パン・オ・ショコラのように表面が一枚の層になってしまいます。
進化系パンスイスは、クロワッサン生地にチョコレートやカスタードクリームをのせてたたんだ後、生地の断面を薄く伸ばしてのせることできれいな縞模様を作っています。
以下の手書きのイラストで、薄い黄色がクロワッサン生地です。
パンスイスは、バターを何層にも重ねたクロワッサン生地の断面を90度回転させて表面にのせるので、きれいなしましま模様ができるのです。
はさんでいるものや巻き方は少し違いますが、ただ巻くだけのパン・オ・ショコラと比べると、進化系パンスイスがいかに手間がかかっているのかが想像できますね。
昔ながらのパンスイス(ブリオッシュスイス)とは?
ブリオッシュ・スイスとは、ブリオッシュ生地にカスタードとチョコレートをはさんで焼いた菓子パンのこと。
フランスのスイス国境に近い地域で伝統的に作られていたため、ブリオッシュ・スイス(パン・スイス)と呼ばれるようになったのが名前の由来です。
個人的には、地元の昔ながらのパン屋さんで子供に人気のメニューだった印象です。
ブリオッシュとは、水の代わりに牛乳を使用し、バターと卵をたっぷりつかった甘いパンのことです。
かつてブームだったマリトッツォのパン生地にもよく使われますし、市販のカスタードやあんこがはさまれた菓子パンなど、実は身近なところでよく目にしています。
それだけ「ブリオッシュ」という言葉の定義は広く、アレンジの仕方によってシンプルで丸いブリオッシュ・ブールや三つ編みにしたブリオッシュ・トレッセなど様々な種類があります。
ちなみに、クロワッサン生地で表面をしま模様にせず、生地を折りたたんでチョコレートをはさんだだけのプリエ・オ・ショコラというパンもあります。
プリエはフランス語で折りたたむという意味です。
こちらの方がパン・オ・ショコラやブリオッシュ・スイスよりも進化系パンスイスに近いかもしれませんね。
進化系パンスイスのトレンドの発祥は?
この投稿をInstagramで見る
この進化系パンスイスのブームが広がる発祥となったのは、東京・自由が丘のパン屋さんMontNom(モンノン)がメディアで多く取り上げられたことがきっかけではないでしょうか。
Instagramでも進化系のパンスイスと言えば、モンノンさんのパンスイスを見かけることがかなり多いです。
なぜ、進化系のしま模様のさくさくクロワッサンが「パンスイス」と呼ばれるようになったかというと、モンノンさんがそう呼んでいたからに他なりません。
まとめ
流行しているパンスイスとは、カスタードとチョコをブリオッシュ生地ではさんだブリオッシュスイス(パンスイスとも呼ばれる)から、生地がクロワッサン生地に変わって進化したパンのことでした。
クロワッサン生地の層が表面に出るように成形され、映えるきれいな見た目とサックサクの食感が新しいです。
昔ながらのパンスイスとの違いが分かりやすいように新しい名前を付けてもらえたら分かりやすかったですね…^^;
進化系パンスイスはキャッチーじゃないし、クロワッサン・スイスとかいかがでしょう?
コメント