遠足や運動会シーズン、子供のお弁当にサンドイッチを持たせたい。
きゅうりやトマトは色鮮やかで見栄えが良いけど
など、案外見栄えが良くておいしいサンドイッチを作るのって難しいですよね。
サンドイッチのパンが野菜の水分でべちゃべちゃにならない方法は
・パンが水分を吸うのを防ぐ
の2点がポイントです。
きゅうりやトマトなど水分の多い野菜の処理方法や、お弁当向けの意外な裏ワザをご紹介していますのでチェックしてみてください。
Contents
サンドイッチが水分でべちゃべちゃにならない方法①具材の工夫・注意点
サンドイッチをべちゃべちゃにせずおいしく食べるためには、まずサンドイッチに挟む具材から出る水分を抑えるのが1つ目のポイント。
具体的な具材の処理や具材選びのコツをご紹介していきます。
きゅうりは塩をふり水分を取る
きゅうりの水分は、サンドイッチがべちゃべちゃになりやすいよくある原因です。
きゅうりはスライスしてから塩を振り、キッチンペーパーではさんで水気を取ります。
塩を振ることで浸透圧によってきゅうりの細胞の内側から水分を出すことができます。
トマトは水分の多い種を取る
サンドイッチの失敗といえば、私はトマトをはさんだべちゃべちゃのサンドイッチが真っ先に思い出されます。
トマトの水分は種の部分に多いので種はスプーンですくって取り除きましょう。
さらに塩を振ってキッチンペーパーではさみ、本体の部分の水気も抑えれば完璧です。
ツナや卵のフィリングにはパン粉を混ぜる
マヨネーズで和えて混ぜる系のフィリングにはパン粉を混ぜましょう。
パン粉が余分な水分を吸ってくれてパンのべちゃべちゃを防げます。
ツナ缶の缶汁を絞り切るのが面倒、という方に特におすすめの裏ワザです!
加熱調理したものは冷ましてから
ポテトサラダやかぼちゃのペーストなどは水分は出にくいですが、意外と蒸気によるふやけは盲点です。
マッシュ系以外でも野菜やきのこのソテーや、お手製サラダチキンなど加熱調理するものは冷ましてからはさむようにしましょう。
冷凍のフライを活用する
ちょっと変わった具材アイデアとしては、お弁当用の冷凍おかずを活用することです。
白身魚のフライやエビかつを朝にサンドし、そのまま持っていけばお昼の頃にちょうど解凍されています。
フライ系は水分が出る心配もないのでとても便利ですね。
レタスなどの野菜と一緒にタルタルソースやオーロラソースをつけるとなじみやすいです。
サンドイッチが水分でべちゃべちゃにならない方法②パンの前処理
挟むパンの方に、サンドイッチがべちゃべちゃになりにくいよう工夫することもできます。
パンを軽く焼く
パンをあらかじめトーストして水分を飛ばしておくことで、多少水分を吸ってもべちゃべちゃになるのを防ぐことができます。
食感が変わった新たな感覚も楽しめますね。
または、具材をはさんだ後にホットサンドにしてしまえば、ふやけ対策はばっちりでしょう。
パンにバターやマーガリン、マヨネーズを塗る
パン表面にこのような油性調味料(バター・マーガリン・マヨネーズ)を塗る効果は、主に2つあります。
①パンが水分を吸うのを防ぐ撥水コートの役割
②パンと具材をくっつける接着剤の役割
油性調味料(バター・マーガリン・マヨネーズ)をそれぞれ効果の高い順に並べると以下の通り。
撥水効果:バター>マーガリン>マヨネーズ
接着効果:マヨネーズ>マーガリン>バター
撥水効果は、固形油脂100%であるバターで最も高く、
逆に接着効果は、少し水分を含みやわらかいマヨネーズで効果が高いです。
つまり、お弁当用のサンドイッチでパンが水分を吸ってべちゃべちゃになるのを防ぐには、バターが好ましいということ。
なおかつ、パンの隅までまんべんなく塗り広げることも、パンに水分をしみ込みにくくするポイントです。
とはいえバターって固くて均一に塗り広げにくいんですよね。
そこでおすすめの裏ワザがバターにマヨネーズを同量程度混ぜることなんです!
撥水効果と接着効果の両方を取り入れられるだけでなく、
固いバターをまんべんなく塗り広げられ、パンのふやけ防止効果を高められます。
混ぜるのが面倒くさい、という場合は
パン側にバター、具材にマヨネーズを塗ってもOKです。
バターは常温に戻して塗り広げやすいようにしておきましょう。
サンドイッチが水分でべちゃべちゃにならない方法③はさむ順番と切り方
パンに具材を挟む順番と切り方にもコツがあります。
水分が多い食材を内側に
水分の多い食材を使うときは、パン側に水分の少ない食材か葉物をはさみます。
水分の少ない食材:ハム、ベーコン、スライスチーズ
葉物の野菜:レタス、大葉、のり
レタスは水分量が比較的多い野菜ですが、葉っぱをちぎらず折りたたんで葉の断面を作らずに使うと水分が出にくいです。
パンとの接着面でつるつるすべる場合は具材側にマヨネーズを少し塗ると接着剤変わりになります。
大葉やのりはちょっと変わり種ですが、和風サンドになって新鮮味がありますよ。
水分の多い食材:トマト、きゅうり、ツナ
トマトやきゅうりなど水分の多い食材や、ツナのように液体油分の多い食材は、サンドイッチの内側に挟みます。
卵フィリング、ポテトサラダ、お肉系やフライ系やなど
水分量が中間程度の調理済み具材は、単品ではさんでも水分でべちゃべちゃになる心配が少ないので便利ですね。
卵サンドにきゅうりやトマトを合わせたい場合は、レタスと組み合わせたり、
卵フィリングの間にはさむなど、水分の多い食材がパンに直接当たらないように工夫しましょう。
ラップをしたままカット
具材をサンドできたら、ラップで包んで30分程冷蔵庫で寝かせます。
パンと具材がくっつくので綺麗にカットしやすくなります。
そしてできたサンドイッチはラップごとカットして、そのままお弁当箱に詰めます。
ラップごと切るメリットは2つ。
②お弁当箱の底で隣のサンドイッチからもれた水分を吸うのを防ぐ
仮にサンドイッチの水分対策が不十分だったとしても、ラップで包んでおけば
持って行ったサンドイッチ全部がべちゃべちゃになることは防ぐことができます!
カットせず、ラップに包んだままお弁当としてしまっても楽ちんですね。
サンドイッチが水分でべちゃべちゃにならない方法④パンの種類
サンドイッチ用のパンといえば食パン10枚切りや12枚切りですが、
パンの種類を変えてしまうという手もあります。
パンがべちゃべちゃになりにくい、お弁当向けのおすすめはきめが細かく厚みのあるパン。
厚みのあるパンなら多少水分がしみ込んでもパン全体はべちゃべちゃにならず、パン本来の食感も残りやすいです。
程よいサイズ感でカットする手間がいらないのも嬉しいですね。
ベーグル
ベーグルはパン自体の水分量が多く、生地が密につまっているのでべちゃべちゃになりにくいです。
ずっしり食べ応えもあるので普通のサンドイッチだと腹持ちしない方には特におすすめ。
ロールパン、コッペパン
スーパーで手軽に購入できて使いやすいのがロールパンやコッペパン。
ほんのり甘味もあってやさしい味わいのサンドイッチになります。
イングリッシュマフィン
そのままでもおいしいですが、焼くと魅力が爆発するイングリッシュマフィン。
焼くことでパンのふやけ対策にもなりますし、どんな具材にも合う優れものです。
これらのパンを使用する場合でも、具材をはさむ面にはバターなどを塗ると対策はバッチリです!
まとめ
サンドイッチが水分でべちゃべちゃになるのを防ぐ方法、4つのポイントを解説しました。
特に、きゅうりやトマトの水分を事前に処理しておくのは効果的です。
パンを焼いてみたり、パンの種類を変えてみると気分が変わってまた楽しいですね。
遠足や運動会でのサンドイッチ弁当を作る時にはぜひご活用ください!
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