デコレーションが華やかな丸いクロワッサンがメディアで多く取り上げられ、
「シュプリームクロワッサンとは何?」
「似てるものがクロワッサンロールやデニッシュロール、サークロなど色んな名前で呼ばれているけど、違いは何?」
「そもそも意味や定義は?」
と思われたかもしれません。
そこで今回、
についてまとめました!
Contents
シュプリームクロワッサンの意味と由来
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シュプリームクロワッサンとは?
その由来・発祥と「シュプリーム」という名前の意味を解説します。
シュプリームクロワッサンとは
シュプリームクロワッサンとは、丸いクロワッサンにクリームが入っており、アイシングやチョコレートをかけてデコレーションされたものです。
いわば、クロワッサンとクリームパンのハイブリッド。
インスタ映えするカラフルでおしゃれな見た目から、2022年頃から全世界中にでトレンドが広がっていきました。
シュプリームクロワッサンの由来・発祥は?
シュプリームクロワッサンは、ニューヨークのフレンチレストラン
Lafayette Grand Café & Bakery(ラファイエットグランドカフェ&ベーカリー)
に併設されたベーカリーで、「Supreme( シュプリーム)」という名前で売り出されたのが発祥です。
※正確にはフランス語で1つ目のeに^がつきます
行列ができるほど人気があったのが話題となり、全世界に流行していきました。
Supreme( シュプリーム)はLafayette Grand Café & Bakeryで命名された名前であり、一般名称のない新しいパンです。
そのため、シュプリーム風クロワッサン(Supreme Croissant)や、ニューヨークロール(NewYork Roll)など様々な呼び方で世界中に広まりました。
シュプリームの意味
Supreme(シュプリーム)とはフランス語で、「至高の、最高の」という意味。
今までにない最高のパンということでしょう。
Lafayetteのパン職人の自信がうかがえる命名ですね。
確かに、見た目も味もカロリーも、今までになく贅沢ですごい!
ちなみに、カロリーは2023年に発売されたローソンのクロワッサンロールで439kcal。
ローソンのクロワッサンロールは中のクリームの量が控えめだったので、パン屋さんのシュプリームクロワッサンはカロリーがもっと高いのではないでしょうか…!
シュプリームクロワッサンの別の名前
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前述の通り、シュプリームクロワッサンは新しいパンであるため一般的な名前がはっきりとは定まっていません。
シュプリームクロワッサンは、ニューヨークロール、サークロ、クロワッサンロール、デニッシュロール他、色々な名前で呼ばれています。
そこで今回、インスタグラムのハッシュタグの数から主流の呼び方を調べてみました!
日本で主流の呼び方
- シュプリームクロワッサン
日本では#シュプリームクロワッサンが最も多く使われている印象です。
”印象”というのも、実際ハッシュタグの数が最も多いのはデニッシュロールでした。
ですがデニッシュロールはクリームやデコレーションのないシンプルな丸いデニッシュや、渦巻き状の甘い菓子パンを指すこともあり、多くの意味を持ちます。
それを加減して見ると、トレンドのこの映える丸いクロワッサンの呼び方としてはシュプリームクロワッサンが主流だと言えるでしょう。
海外で主流の呼び方
- ニューヨークロール(NYロール)
丸いクロワッサンはヨーロッパでも流行しており、海外ではニューヨークロール(#newyorkroll)が主流のようです。
流行の発祥であるニューヨークに直結する名称のため多く使われているのでしょう。
本場のニューヨークロールと日本のシュプリームクロワッサンの違いを挙げるとしたら大きさです。
本場のニューヨークロールは10cm以上と外国の方が持っていても手からあふれるほど大きいですが、日本では日本人の嗜好に合わせて9cm程度にやや小さく作られているものが多いです。
その他の呼び方
シュプリームクロワッサン以外にも呼ばれている名前は色々あります。
- サークロ(サークルクロワッサン)
丸いクロワッサン(Circle Croissant)を略してサークロ。
サークロという略し方は日本独特ですが、シュプリームクロワッサンと並んでよく使われている名前です。
定義はやや広く、丸く焼いたシンプルなクロワッサンや、クリームが入っていなかったり真ん中に穴が開いたドーナツ状のものを指すこともあります。
- クロワッサンロール
クロワッサンロールと呼んでいるパン屋さんの代表は、全国に店舗展開するポンパドウルです。
雑誌でも取り上げられ、この名前ではじめて知った方もいるのではないでしょうか。
こちらもクリームが入っておらずデコレーションがないシンプルなものもクロワッサンロールと呼ばれることがあるので、定義は少し広いです。
- デニッシュロール
パン屋さんBOUL’ANGE(ブールアンジュ)ではデニッシュロールという名前で販売されています。
デニッシュロールはシュプリームクロワッサン以外にもデコレーションのないシンプルなクロワッサンや渦巻き状のパンを指すこともあるため、定義はかなり広いです。
- 切り株クロワッサン
丸いクロワッサンが切り株の断面に見えることから呼ばれている名前です。
指原莉乃さんがMCを務める番組で通称として紹介され、知名度が上がりました。
ただパン屋さんがこの呼び方で販売されていることは少ない印象ですね。
- ヴァイラルクロワッサン
英語でviralは「ウイルスのように拡散していく」という意味。
海外では「口コミで流行のクロワッサン」という意味合いで比較的多く使われている呼び方です。
それをカタカナにしてそのまま使った名前です。
どれも「丸いクロワッサンにクリームが入っており、アイシングやチョコレートをかけてデコレーションされたもの」という定義としては同じものを指しています。
呼び方はパン屋さんによって自由に使われているようですね。
シュプリームクロワッサンと似てるパン
シュプリームクロワッサン以外の、似てる丸い形のクロワッサン生地のものにはどんなものがあるでしょうか。
違いと合わせて解説していきます。
クイニーアマン
丸く焼き上げたクロワッサンで昔からあるのは、クイニーアマンです。
クイニーアマンは円盤状のデニッシュの表面をバターと砂糖でカラメル状にしたものです。
クイニーアマンとシュプリームクロワッサンとの大きな違いは中にクリームが入っているかどうか。
クリームが入っていない分、デニッシュ生地自体がシュプリームクロワッサンよりも甘くされていることが多いでしょう。
パン・オ・レザン(エスカルゴ・レザン)
パン・オ・レザンは、フランス発祥の菓子パンで、デニッシュ生地にレーズンを巻き込んで丸く焼き上げたもの。
かたつむりのような形からエスカルゴと呼ばれることもあります。
レーズンの代わりにチョコレートをはさんだものなどアレンジは様々ですが、一般的にクリームは入っていません。
型に入れずに焼き上げられるため、シュプリームクロワッサンのようにきっちりとした円盤状ではなく断面はゆるく盛り上がった形になることが多いです。
これらの昔からある丸いクロワッサンにクリームを詰めてリッチにし、インスタ映えするデコレーションで進化したものがシュプリームクロワッサンなんですね。
まとめ
シュプリームクロワッサンとは、ニューヨークで発祥した「シュプリーム」由来の新しいクロワッサンでした。
海外で主流のニューヨークロールをはじめ、色々な名前がありますが、その意味・定義は「丸いクロワッサンにクリームが入っており、アイシングやチョコレートをかけてデコレーションされたもの」です。
他の似ているパンと比較しても、見た目の華やかさとクリームがたっぷり入ったところがリッチで流行した理由が窺えますね。
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