パン屋さんでフランスパンを買うと、紙袋に入れてもらうことがありますよね?
あれって持ち帰ってどうやって保存すればいいのか困りませんか?
細長いバゲットだと袋におさまりきらずむき出しになってるし、そのままだとパサパサになりそうで心配になりますよね。
こんな疑問について、私がパン屋さんでバイトしていた時に店長に教えてもらった内容をシェアします!
また、ズボラな私が実践した「手抜きな保存方法での賞味期限」についてもご紹介します。
すでにパンがパサパサに固くなってしまった方は、別記事にて固くなったパンのリメイク方法もご紹介しています。
Contents
フランスパンの保存方法は常温でいい?~当日編
フランスパンを当日に食べきることを想定した保存方法をご紹介します。
フランスパンを紙袋に入れてもらった場合
パン屋さんのパンは防腐剤などが入っておらず、当日中か翌日までに食べてもらうことを想定されています。
当日中に食べ切るなら買ったときのまま紙袋で常温で保存しておいてOK。
紙袋にいれてもらったということは買った日に焼きあがったばかりだと考えられます。
フランスパンを紙袋に入れる理由は後半で解説していますが、ビニール袋に入れ替えてしまうとクラストがしんなりしてしまうので避けましょう。
フランスパンをビニール袋に入れてもらった場合
パン屋さんでフランスパンを買っても必ずしも紙袋に入れられる訳ではなく、ビニール袋に入れてもらうこともありますよね。
これはつまり、焼いてから十分に時間が経っているということ。
朝一で焼きあがったフランスパンを夕方に買ったとか、
お店によってはまとめて焼いたパンを前日や数日前から冷凍保管し小出しにしている場合もあります。
そんな場合はもちろんビニールの保存袋のままでOKですし、おいしい状態のうちになるべく早く食べ切りたいところです。
当日中に食べるなら保存は常温でOK。
翌日の朝以降に食べる場合は早めに次の章で解説する対策を取っておきましょう。
フランスパンの保存方法は冷凍がいい?~翌日編
当日中に食べきる場合は紙袋のまま保存して問題ありませんでしたが、一晩以上紙袋で放置してしまうと、水分が飛びすぎてパサパサになり中まで固くなってしまいます。
翌朝すぐに食べる場合と、翌日以降しばらく保管しておきたい場合に分けて、保存方法をご紹介します。
翌朝に食べる場合
パン屋さんでフランスパンを紙袋に入れてもらった時、保管用の細長いビニール袋をつけてくれることがあります。
翌朝に食べる場合は、夜に大きい塊のままビニール袋に入れかえておきましょう。
バゲット用の細長い保管袋がない場合は、手持ちのビニール袋やジップロックでもOK。
ジップロックに入る大きさに”ざっくりカットして”入れかえておきます。
なぜ”ざっくりカット”かというと、常温保存の場合、一口サイズにスライスしてしまうと水分が飛びすぎて固くなる場合があるから。
食べる分だけざっくりと大きい塊にカットして、食べる直前にスライスするのがベターです。
それは面倒だから始めに1回で全部スライスしてしまいたい!という方は
次に紹介する方法で冷凍してしまってもOKです。
翌日昼以降に食べる場合
パンはビニール袋に入れておいても、水分と香りが蒸散して乾燥が進行していきます。
特にフランスパンは卵や砂糖を使用しておらず乾燥しやすい、いわゆるリーンなパン。
翌日以降に食べると分かっている場合はなるべく早く冷凍しておくのがおすすめです。
食べるサイズにスライスして(一切れずつラップに包み、)ジップロックに入れて冷凍保存しましょう。
さらにアルミ3層構造のパン専用保管袋にいれたら、より乾燥を防いで鮮度を保ちやすくなるので安心です。
冷凍の際にスライスしておく理由は2つです。
①解凍後の処理が楽で食べやすい
(冷凍してカチカチのパンを切るのは難しいです。解凍方法は後述しますが自然解凍が面倒だという方は冷凍前にスライスしておくのが断然速くて楽です!)
②パンの内部まで急冷させることで水分の蒸散を防ぐ
(大きい塊でじわじわ冷凍してしまうと水分が余分に出てしまうため急速冷凍を心がけます。)
パン屋さんでフランスパンを紙袋に入れるのはなぜ?
パン屋さんでフランスパンを紙袋にいれる理由は、焼きたてのパンから出る水分でクラスト(表面)のパリパリ感を失わないようにするためです。
焼きたてのフランスパンは表面はパリッとしていても中にはまだ水分がたくさん残っています。
パンは冷めていても、焼きあがってからしばらくは水分が蒸発し続けているので、密閉性の高いビニール袋に入れるとクラストがしっとりしてしまうのです。
逆に言うと、
「パン屋さんのフランスパンって硬すぎて食べにくい」
「やわらかいフランスパンが好き」
という方はあえてビニール袋に保管しておくとクラストの硬さを和らげることができます。
これは、パン屋さんのシェフに言ったら残念がるのでこっそりやってくださいね。笑
冷凍したパンの解凍方法と賞味期限(体験談)
冷凍したフランスパンの解凍方法と賞味期限についてご紹介します。
私の体験談から、手抜きな方法で保存した場合の賞味期限についてもご紹介していますので参考にしてください。
解凍方法
①トースターで焼く
冷凍したフランスパンは冷凍庫から出してそのままトースターで焼くとカリッとした食感が復活します。
霧吹きなどで水分を補給してから焼くと、中はしっとり外はパリパリの食感を再現することができます。
焼き時間は、200℃で3分が目安。
我が家のアラジンのトースターならこんがり焼き色がつく程度に焼き上がります。
②自然解凍
冷凍で保管していた袋のまま、常温で1~2時間置いておけば解凍され、普通に食べることができます。
朝に食べる予定の場合は前日の夜に常温に出しておくとよいでしょう。
解凍時の霜で多少しっとりするので
クラストのパリパリ感を再現するなら解凍後にトーストするのがおすすめです。
賞味期限について
フランスパンをジップロックに保管する際、1スライスずつラップに包んでから入れると水分蒸散が抑えられてよりおいしさは長持ちします。
一般的にこの状態での賞味期限は1か月程度と言われることが多いです。
が、ズボラな私はスライスして、ラップなしでジップロックに放り込むまでが限界です^^;;
私の経験上、ラップに包まずジップロックのみの冷凍保存では、2週間経つと少しパサついてきます。
そんな場合でも、霧吹きなどでしっかり水分を補給してからトースターで焼けばしっとり&パリパリ食感が再現できます。
霧吹き処理が面倒なら賞味期限は1週間、
水分補給すれば、風味が維持できる賞味期限は1か月程度と言えるでしょう。
まとめ
パン屋さんでフランスパンを紙袋に入れてもらったときの保存方法をご紹介しました。
まとめると食べるタイミングによって、以下のように分けられます。
・翌朝→ビニール袋で常温保存
・翌日以降→ジップロックやパン専用袋で冷凍保存
フランスパンを上手に保存し、焼きたてに近い状態でおいしくいただきましょう。
別の記事で紙袋でもらったクロワッサンの保存方法とおいしい焼き方についても紹介しています。
フランスパンとクロワッサンでは紙袋に入れる理由や保存期間が異なりますので、よければ合わせてこちらもご覧ください。
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